いすゞ ピアッツァ

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ピアッツァの物語

ジウジアーロが描いたクサビ型クーペを、いすゞが量産まで持ち込んだ。「アッソ・ディ・フィオーリ」というショーカーが、ほぼそのまま市販車ピアッツァになった——そんな例は世界を見渡してもそうそうない。

リトラクタブルライト、ガラスを面一に収めたフラッシュサーフェス、サテライトスイッチのインパネ。心臓は4ZC1ターボなどが組まれ、後には「ハンドリング・バイ・ロータス」を名乗る足回りの仕様も登場した。

同時代のスペシャリティクーペ群の中でも、欧州の空気をいちばん濃く吸い込んでいた血統。直線基調のリアクォーターが夕暮れに沈むとき、同じいすゞでもジェミニとは違う系譜の匂いが立ちのぼる。