三菱 デリカスターワゴン

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デリカスターワゴンの物語

P35W、デリカスターワゴンの後期型。三菱が「四駆ワゴン」というジャンルを本気で握りにいった時代の主役だ。床下には4D56のディーゼルターボ、副変速機付きのパートタイム4WD、リジッドの足。この組み合わせがそのまま、後のスペースギア、そしてD:5まで続いていく。

背の高い箱型、無骨なバンパー、立ったAピラー。設計のあちこちに、当時の釣り・スキー・キャンプ文化の匂いが染み込んでいる。パジェロの足腰をワゴンに移したような骨太さで、林道でも砂利でも車体側に余裕がある。

古い、というのは承知の上で乗る車だ。でもこのジャンルの原型を作った世代だから、古さがそのまま代えのきかなさになる。山道で踏んでも、まだちゃんと応えてくれる。