三菱 ギャラン・シグマ
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ギャラン・シグマの物語
ギャラン・シグマ。三菱がギャランΣと書いてシグマと読ませた、いかにも80年代の中型サルーンだ。E12Aの世代は「エアロウェッジカプセル」を名乗り、Cd値0.36を当時の数字として誇った。
定規で引いたようなウェッジシェイプは、今の流麗さとは別の硬さがある。空気を切るというより、空気に逆らわない理屈で削られた面構成だ。ハイテク装備の匂いを残しながら、機械式キャブの直接的なレスポンスが残っているのも、ちょうど時代の境目にいた証拠。
クレスタやマークIIの陰で、シグマを覚えている人は少ない。型式名でピンと来たなら、それは三菱が空力に振り切った熱を、まだ体で覚えている世代だ。