日産 パオ

動画は準備中です。後日追加されます。

パオの物語

パオ、PK10。1989年、たった3ヶ月の予約販売だけで姿を消した日産のパイクカーだ。ベースは初代マーチK10、1.0リッターのMA10Sにフロアシフトのオートマ。

外板パネルの境目をあえて見せる、丸いヘッドライト、眠たげなグリル。当時の日産デザインスタジオが放った、明確な「異物」だった。三角窓は本当に開き、上下分割のリアサイドウィンドウから抜ける風が、スチール剥き出しのダッシュを撫でていく。

Be-1、フィガロ、エスカルゴと並ぶパイクシリーズの中でも、いちばんピクニックの似合う性格をしている。背面ハッチを跳ね上げれば縁側ができる。バブル期に生まれ、バブルの匂いを今もまとっている。