三菱 ランサーワゴン

動画は準備中です。後日追加されます。

ランサーワゴンの物語

C72W、ランサーワゴン。三菱の名が世界に轟いたランエボ——あのセダンと血の繋がる、一・八リッター級のステーションワゴンだ。

積むのは直四SOHCの4G93を横置きしたFFと4WD。エボの素材であるランサーセダンと骨格を共有しつつ、こちらはあくまで「足」として街で消費された世代になる。ラリーアートの記憶からは少し離れた場所にいる。

だが、そこに価値が宿る。長物を飲み込むロングルーフ、ミラージュ系と通じる素直なシャシー。RVブーム終盤の空気を吸って育った一台には、平成初期の街の匂いが染みついている。いまや中古市場で探すのも難しい、地味な系譜の生き証人だ。